人は指摘では動かない

思ってもいないことを指図されるのって、なんかキライだもんねえ。


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公開ブログを書き続けるのを止めようかな、と思った、もうひとつの理由は、
「気づきを得て自分の考えで動く」のではなく、
「誰かに言われたから動かないといけない」状況に陥るのが、本質的ではないと思ったから。

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俺はそもそも「焦燥感」ってのは好きじゃないんだけれども、
たとえば、自分で気づいて「うわ、やべー、これやらないと!」って思うのと、
「あいつがうるさいからやるかー」ってのは、モチベーションの意味が全然違うでしょ。

小学校の宿題を親に急かされるとやる気が無くなる、みたいな話なんだけど、
福井の人は優秀だから、そもそも急かされたことがない可能性はあるかもな。

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どうやら、俺の思考スピードは周囲に比べて、結構早いらしい。

別に頭の回転が良いわけじゃないので、費やしている時間が多いんだと思うのよ。

詳しくはあとで書くけど、俺は鯖江に来てから、ほとんど何も目立った活動をしていない。
イベントに参加しても、中心には居ないで、隅っこでじーっと見てるだけ。結構サボり。

そうやって、じーっと見てると、いろんなことが思い浮かぶんだよね。
そしてそれを毎日ブログに書く。
単純比較だけど、振り返ってみると、毎日連載だったゆるブロの2倍近くの記事数になっていた。
1日2本書いてるとして、一本1時間だとしても、毎日2時間はブログに費やしてるわけだよね。
「感想」カテゴリは考えてから書いてるから、思考時間も含めると大したものだ。

たとえ意見を言われて仕方なく動くとしても、偉い人とか、実績ある人とか、守るべき相手とか、
そういう人に言われた方が、動きやすかったりしない?

意見言うのはいいけど、何もしてない奴に言われたくはないよ、みたいなさ。

俺の感覚だと、何のしがらみも無い人の素朴な意見ほど、気づきが大きいと思うのだけど。

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そして、俺の感覚だと、このブログから強い影響を受ける人が増えすぎたように見える。

また繊細な話題を取り上げて申し訳ないんだけど、市議会の議長さんが辞められたとか聞いた。
俺の考えすぎならいいんだけど、辞職勧告の引責辞任だとしたら、すごく残念なことだ。
すぐ消したけど、俺も総辞職しろーとか書いちゃってた手前、気まずさを感じている。

俺のブログって影響力凄いんだぜードヤァ! みたいな事はほんとに思ってないんだけど、
飲んでる最中に可哀想な議会の話を聞いて、カッとなって酔っぱらって書いただけの記事で、
なんかこう周囲がとんでもなくザワザワとしたことは実感出来てしまったんですよ。

リアルに生きる人は、匿名の言論なんか気にしないで、毅然とした態度でいないといけない。
便所の落書きみたいなものに一々振り回されてたら、寝付きも悪くなって、いいことないよ。

そもそも、匿名の指摘を受けるまで誰も気づかなかった、というのなら、
「誰も意見を言うな」って空気が蔓延しすぎているって事なのかも知れないよ。
バーチャルに影響されるよりは、リアルに顔を突き合わせて話し合ったほうが健全だと思うけどなあ。

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俺は他愛のないことをそっと書いてただけで、
「あなたのブログ、影響力が大きくなったんで、過激な意見は書かないで貰えますか」
って仮に言われても(言われてないよ)、そんなのは知ったこっちゃないんだけど、
「何もしない役」を担当している俺にとって、ブログをやめる事に苦痛や負担はないので、
「高まりすぎた影響力が攻撃に使われる可能性」を自ら払拭するために閉じるわけです。

でも、こういうブログって、簡単に作れるから、いくらでも出てくると思うよ。

あの日だって、俺が書いて無かったら、ゆるブロが大炎上していたかも知れないんだし。
あるいは、もっときついブログを、誰かが本当の匿名で始めないとも限らないんだよ。

だから、「ふー、あのブログ終わって良かったー、めでたしめでたし」じゃなくて、
みんなが「意見を受ける」ということについて、もっと普段から考えてないといけないのよ。

と、俺が宿題を出してるみたいな感じになるのが嫌だから、しばらく黙っとくのですw

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