議員は対話せよ

F議員の辞職勧告に物申す」の続きです。これで書ききったつもり。

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このブログは一個人の日記であり、政治活動を目的として作られたものではない。

自分が今の所、鯖江市の体験移住事業にお世話になっていることや、
あおいさんという近所の女の子と飲み仲間として仲良くしていることは事実だが、それだけだ。

率直に嫌だなと思ったことだって書くし、たまには腹が立つこともあるけど、
誰かに迷惑をかける目的で書いているものではないので、自分なりに気を付けて書こうと思う。

というわけで、続きです。

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辞職勧告をした人は、「起訴猶予だと福井新聞に書いてあった」と言っている。
辞職勧告をされた人は、「公式な書類には起訴猶予とは書かれていない」と言っている。

まず、この件について個人的に一番不思議なのは、なぜ伝聞調なのか、ということだ。

事実関係を確認するためにustreamを聴きなおしたところ、
「不起訴処分理由告知書」というものが存在するらしい。

F議員のブログに掲載されていたのは、「不起訴処分告知書」なので、ちょっと違うようだ。

だとすると、辞職勧告をするにあたっては、
「不起訴処分理由告知書」を公開して、起訴猶予であることを明らかにするのが筋だろう。

もしも、本人の手元に「不起訴処分理由告知書」が届いているにも関わらず、
本人が隠ぺいしていることが明らかであるというなら、それを公開しろという追及は妥当だけど、
ブログを見た限りでは、「不起訴処分告知書」しか届いていないと書かれているし、
「提案理由」にも、そのような事実は指摘されていない。

もしも、本人の手元に「不起訴処分理由告知書」が届いていないのであれば、
辞職勧告をされる人には、わざわざ自分の立場が悪くなるような調査をする動機が無い。
事実と異なる報道をしたとして福井新聞を訴えて身の潔白を主張する事も出来るが、
不起訴になった以上、自らそうする動機は無いだろう。
「オープンデータを標榜しているんだから自分の不利なことを自分で追及しろ」というのは、
言いがかりに近い、下品な要求だと思う。

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もうひとつ解せないのは、なぜか全員が、よってたかって賛成したことだ。

これが決して議員全員によるいじめでなく、新人の若者をのけものにしようという魂胆でもなく、
本当はやりたくなかったんだけど、やむを得ずそうせざるを得なかったのだと仮定しよう。

だとしたら、こんなものを突然出す前に、同僚として当然のコミュニケーションが取れたのではないか。
17人全員が、新人議員に、アドバイスや相談をしていないのだとしたら、情けないとしか言いようがない。

「いや、我々は全員、頑張って対話しようとしたのだけど、受け入れて貰えなかったのだ」
という主張がもしあるなら、それこそ提案理由の文面に盛り込むべきことであり、
単なる個人攻撃や非難に終始するような文面だけを公表して読み上げているのは底意地が悪い。
なんで2月5日の説明会で話が平行線を辿ったのかって所に対しても理解できているとは思えない。

これは個人的な邪推に過ぎないけど、
「ちょっとあの人、悪い意味で話題になってるから、巻き込まれないように距離をとっとこう」
みたいな振る舞いをしつつ、「私たちは対話した」とか言っているんでないかと、不安に感じる。

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法を順守するのは当然である、と前置きした上で、あえて言わせてもらうなら、
この一連の問題って、長期間に渡ってこれだけ騒ぎ立てるほどの悪質さは感じられない。
最初に訴えた落選議員でさえ、結局何も儲かっておらず、見苦しい思いをしただけだ。

俺は(本人には申し訳ないが)今の所、福井新聞の書き方にもっともらしさを感じているので、
これは実は起訴猶予だったんじゃないかな、と邪推してしまっているのだけれど、
最悪そうだっだとしても、鯖江市議会の誰かが「不起訴処分理由告知書」をこっそり請求してきて、
そこに起訴猶予とハッキリ書いてあるのを確認した後に、
「これまずいから、きちんと記者会見なり開いて説明して謝ったほうがいいよ」とアドバイスして、
本人をなんとか説得して、謝罪会見開いて「ごめんなさい、頑張ります」って言ってしまえば、
それでおおむね丸く収まることだったんじゃないのか、という風に思うのです。
だって、法が「起訴猶予」って言ってるんだから、議員続けても別に合法なんでしょ。

それが、いい加減な表現の文章によって、全員で結託している、という所に、強い違和感があるのです。

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俺が今回のことで鯖江市議会に凄くがっかりした事は事実だけど、
この記事で言いたいことは、難しい問題を迫害してナイナイして済ませるんじゃなくて、
物事にしっかり向き合って、考えて、配慮して、未来につながる結末を迎えて欲しいということです。

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