人間生活のアップデート

「ゆるい移住」を示す表現が、俺的には完成した。ネタバレ注意。


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ゆるい移住の構成要素は、ちょうど5つで表現しきれるんじゃないかと思い至った。

・(働かないことを)赦す
・共同生活をする
・時間を手に入れる
・知恵を絞る
・(貪欲に)楽しむ

「人間生活のアップデート」の内容は、これですべてだ。
一回とか半年で終わりじゃなくて、これを繰り返していけば、常にアップデートできる。

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ちょっとだけ補足。

俺たちは最初に、地方自治体という公的なものに、「働かなくていい」と、赦された。
これが本物だと知ると、安心して、仕事を辞めることが出来た。

ルームシェア、団地の自治会、地区会、鯖江のまちづくり、Facebookと、
段階的な共同生活をすることで、本質的な意味で社会を活発にする気づきを得た。

資本主義からの脱却とか言って経済活動を避けた理由は、「時間に余裕を持つ」ため。
お金を持つより時間を持つほうが有利な事があることを知ったし、出来る事も増えた。
気持ちにも物理的にも余裕が出来た。
お金を拒絶するわけじゃないので、「お金と時間を交換する」みたいには書かなかった。

節約とか暇潰しとかで、知恵を絞る機会が増えた。
俺たちは「知恵を絞ることを楽しむ」という特性を持っていて、無意識に行使してる。
なので「思い悩む」のとは、ちょっと違うし、「考える癖」は、既についている。

そして、すべての活動の動機には「楽しむ」という意欲があった。

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ゆるい移住を知らない人がこれだけを見ても、理解する事は難しいだろうけど、
これを手引きにすることで、ゆるい移住の経験者が、
外部の人に、「自分たちのしている事は何なのか」を説明しやすくなるかも知れない。

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「赦す」は、自分で自分を赦せればいいんだけど、最初は誰かに赦して貰えれば、すごく楽。
逆の立場で言うなら、自分の地域に住民を増やしたければ、移住者を赦すこと。
共同生活をする気があって、時間が作れて、知恵のある、楽しそうな人を見つけることだ。

共同生活は、「田舎の人づきあい」そのもの。お互いに「赦す力」があれば、うまくいきやすい。
ルームシェアした上で、同じ飯を食うところまでが重要かもしんない。
同じ場所で自分のことだけ考えて暮らすってのは、単身向けマンションに等しい。

時間を手に入れるには、とにかくやることを減らす必要がある。
仕事を辞める理由は、時間を得るためだと思う。仕事以外でも、不要なものは辞める。
辞められるように気持ちを向けていく、って感じ。
だから、常に大量の時間が取られるような約束は、極力しない。

知恵を絞って楽しむタイプの人を見極める方法は、俺はよくわかんないな。
ゆるパブなんかは、そういうのに向いてるんじゃないかなあ。

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