カネはどこからやってくるのか

今日は超がんばって、働くことについて考えたぞ!


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Hana道場の黒字化について、頭を使ってみた。
すると、尾花屋も、俺たちも、同種の課題を抱えていることに気付いた。

もちろん個々に事情は違う。
そこで、アイデアを横展開すれば、相互に補完出来るんじゃないか、と思えてきた。

この記事は、家で雑談がてら話したことをまとめた上で、たくさん加筆して作り上げました。
ぼそっと思ったことを喋ったら、知恵が返ってくるという、この恵まれた環境に感謝だ。

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鯖江をはじめ、田舎の事情として、「スペースを提供すること」には価値を感じて貰えない。
たとえば駐車代を取るってのは、東京だと当たり前のことだけど、福井でやるとムカつかれる。
それと同じで、会場費を払うって概念自体が無い。
なので、有償のコワーキングスペースなんてのは、ビジネスとして成立しない。

じゃあどうやってお金を戴いているかというと、尾花屋では、フードとドリンクで収益を得ている。
たとえばイベントの入場料として800円取るけど、800円相当の食事がついてくるわけだ。
これなら払うほうとしても溜飲が下がる。
そのうえで、演者に報酬を支払う必要があれば、そのぶんの料金を上乗せするわけだ。

きっと、山うにパスタを800円でいくつ提供すればお店としてやっていける、という基準があって、
月に延べ何人来て貰いたい、みたいな指標を基に、イベントを開いているのだろうと思う。

オープン団地のパーティーは持ち寄り制で、余ったものは日々の食事として戴いている。
月2回のパーティーを開けば、これだけ食費が浮く、みたいな指標は体得しつつある。

Hana道場には今の所、この指標が無い。
来た人みんながレーザーカッターを10分ずつ使ってくれるようなイベントがあればいいけど、
あれを使いこなせるのは、使い方を学んだ人とスタッフだけなので、
とりあえずお茶会イベントにやってきてくれたお母さん方からお金を戴ける口実が無いのだと思う。

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尾花屋は、意識的にイベントを開催することで、知名度の向上を狙っている。
Hana道場も、ワークショップの開催数を増やして、幅広い利用者を得始めている。
オープン団地は、たまたまパーティーを結構やっていたので、同じ効果を得ていると思う。

この部分は似ている。施設の認知のためには、イベント開催がある程度有効だってことだな。

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尾花屋(のある建物)には、氣功教室がある。ホームページを見る限り、月謝制なのだと思う。

Hana道場は、「誰でも参加できる開かれた場にしたい」という意志があって、会員制を採用しない。
毎週の定期的な参加が見込まれるプログラミングスクールはあるが、費用は当日現金払いだ。

オープン団地には、まったく会員制や月謝制に相当する概念が無い。
整数ナンバリングのパーティーはおよそ月1回開く慣習になっているので、
毎月皆勤で来てくれる常連さんは居るけど、来れない月も会費だけ納めます、って事は無いしな。

月額会員制は、安定した月収になるし、習慣化して勝手に払い続けて貰える感があってオイシイけど、
なんかズルい気もするし、真の意味で満足して貰えるのかわからないのが問題という気もする。

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尾花屋には、持ち帰れる商品も、ぼちぼち売られている。

Hana道場も、最近は少し出始めてきたが、IchigoJam関連グッズは買えない。
(徒歩圏内にあるタケベ無線では買えるので、そっちに誘導すると、ミキティ的には問題ない)

オープン団地には売り物を置いてないけど、これは置いてみてもいいんじゃないかと思う。

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尾花屋は、喫茶をやっている。よさげなコーヒーミルがあって、珈琲は400円だ。

Hana道場は、管理コスト上の都合で、カフェを運営する筋道がたっていない。
今の所、飲食物の持ち込みはOKということなので、買ってきて食べることは出来る。

だとすると、らてんぽと被っていることになるけど、あっちはお菓子と飲み物の販売をしている。
買い方はわからなかったけど、アイスがあったり、冷蔵庫にドリンクが入っていた。

Hana道場は、仕事をするために使うことを歓迎しているのだけど、
俺が店番をしていた限り、あんまり、長時間使ってくれたお客さんはいなかった気がする。
雰囲気は良いし、暖かいんだけど、「ここでくつろいでいいんだ」というサインが無いのかも知れない。

オープン団地は、遊びに来てくれる人が手土産を持ってきてくれることが多い。
ビールとか焼酎とかも戴いちゃっている訳なので、ある意味、一番割高だ。
そうしたいと思って貰えるのは、「人に会いにくる」という動機付けが強いからだと思う。
差し入れもあるけど、一緒に食べよう、ってのも結構ある。一人で食べるより美味しくなるのだ。

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Hana道場には、企業スポンサーがついている。
なので、オシャレなホームページも作って貰っているし、機材も色々ある。
スポンサーがつくだけの大義もあると思う。運営者には、まちづくりの実績もある。

尾花屋には、楽器を貸してくれる人がいる。なので、機材は色々ある。
ホームページは自分で作っているんだろうと思う。建物も。

俺たちは今の所、市の支援を受けている。
企業はついてないけど、遊びに来てくれる人には支援して貰っている。
ホームページは無いけど、ぼちぼち作る予定。
スポンサーは欲しいなーと思っているけど、募集をかけたことは無いと思う。

そしてみんな、Facebookで発信をしている。ここは共通している。
鯖江ではFacebookがとても普及しているのだ。

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特長に注目しよう。

Hana道場には、子供と親御さんが居る。子供向けのプログラミングスクールがある。
これはオマケでやってるんじゃなくて本質を捉えていると思うので、もっと拡大すると良さそうだ。
プログラミング以外にも、子供を対象にしたスクールが開けると面白いかも知れない。
プランコンテストの回で書いたけど、「さばえ部」はHana道場でやるのにピッタリではないか。

レーザーカッターがあることも素晴らしい特長なのだけど、これを効果的にするには、
まずいろんな人にこれを使えるようになって貰うことが肝要なんだと思い至った。

尾花屋は、収益化の仕組みがしっかりしているので、あとは来客を増やせば良さそうだ。
お気に入りの喫茶店ってのは、繁盛しすぎると、それはそれで困るって説もあるけど。
イベントスペースとしては、100人を狙えるポテンシャルも秘めている、かも。
ゆるい移住とコラボすることで露出が増えるといいなあ。

俺たちの今の強みは、メディアの取材が多いことだと思う。
取材が来るうちに、たくさん宣伝効果をあげておくと良さそうだ。
単純に、福井に出来るだけたくさんの人と絡んでおくってのも、後々で効いてくるかも知れない。

もちろん「ゆるい場所を提供している」というのが最大の強みなんだけど、
実はそれって、Hana道場にも、尾花屋にも、あったりするんだよね。
「くつろげる空間をつくること」は、いろんな場所に共通する、重要なファクターなのだ。

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おおよそ、カネは地域に暮らす人が持ってきてくれる、と言えそうだ。

正攻法での収益化を進めるのは当然として、あとは枝葉の収益を増やすことか。
手を打っておきたいのは、「お金を払いたいのに払えない」という状況を減らすこと。
飲み物が売っているとか、何かが買えるってのは、地味に効くと思う。

お土産に「Hana道場えんぴつ」を売るのはどうかね。
作り置きじゃなくて、目の前でレーザーカッターの実演をするの。
一本だけで、ロゴと年月日が必ず入って、さらに好きな文字も刻印できます。
というのを、どのスタッフでも作れるようにマニュアル化しておく。お客さんに操作させてもいいね。
お代は一本300円から500円。売り上げはHana道場の運営に有難く使わせていただきます。
鉛筆なので、無くなりそうな頃にまた買いに来てね、みたいな。

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