エッセンシャル・タオ

「道」と「未知」は、ちょっと似ている。


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昨日のゆるパブの話で触れ忘れてたけど、
「0円食堂をやろう」とか「障害児向けのプログラミングスクールをやろう」って話があった。

余る人の所では結構食材が余る。
飢えてる人はいろんな理由で結構飢えてる。
んじゃうまいこと融通しあおう。
その場で食べて終わりじゃなくて、持ち帰りも出来るようにしよう。
食べるんじゃなくて、作り方を教えて、自力で食べれるようにしよう。
貧困層向けの施しっぽくなるといやらしいから、単にみんなで集まって食おう。

みたいな話。

これ、オープン団地の日常とおんなじ。貧困なのは俺らだけどw
プログラミングスクールってのも、Hana道場の火曜日の日常だしな。

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ゆるパブに参加してる人は、まちづくりの意識がとても強い人たちだと思うのだけど、
その人たちがアイデアを練った先にある世界が、俺たちにとっては日常だったりする。

ましてや、巷の社会人が、嫌な仕事に忙殺されながらじっと手を見ている横で、
俺たちは仕事を辞めて、「生きる」というテーマに取り組み直す人生を始めているわけだ。

だから俺は、極めて恵まれた状況から、「タオイズム」に触れたのだと思う。

優れた思想に触れた、憧れた、感動した、私はタオになりたい、っていう意気込みじゃなくて、
今の暮らしって、ひょっとしてタオに通じてるんじゃね? 結構イケてね? とか感じている。
相対評価なんて気にしなくていいし、現状肯定から始めても問題ないのだ。

もしも意地悪な人が悪口を言ってきたらどうしよう、なんて仮定は出来るけど、
今の所まわりは祝福してくれてるし、生活してて困ることもあんまり無い。
あとは4月から(出来ればタダで)住める家があればいいなーってくらいだと思う。

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「エッセンシャル・タオ」は、平たく言うと、ゆるいポエムのような本だ。

俺に合ってると言われたやつを、一編だけ紹介しよう。

「飯だけはたっぷり食う」

世の中が
生きるのに必要のないものまで
やたらに欲しがらせるから
みんなの心がうわずってしまうんだ

だからTaoにつながる人は
あれこれ欲しがる心を抑えて
飯だけはたっぷり食う
野心のほうはやめにして
骨をしっかりこしらえることだ

こいつは良い。うちの実家の食欲旺盛な両親にも教えてあげたくなった。
ゆるパブ集会行って、たっぷり餃子食ってきたから、幸せだねー寝よう、って昨日の生き様だ。

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老子道徳経の難しい問いかけのような文章をわかりやすくしました、ってのが、
この本の成り立ちなんだけど、別に気にしないで読んでもいいと思う。
「偉い人の言葉だから大事にしよう」ってのは読むとっかかりには相応しいけど、
どうせ中身は「オチンポはしっかり立つ」とかなので、肩肘張っても仕方が無い。

ぼーっと過ごして、特に考えるネタも無いときに開きたいような本なのだけど、
巷の人は「ぼーっと過ごす」っていう状態自体がそうそう得られないのかも知れないな。

ひょっとすると、タオイズムというのは、
今の俺の「いい暮らし」を、正当化してくれるだけの「都合のいい概念」なのかも知れないけど、
それでも「ゆるい移住の良さ」を伝えるには、この本の言葉はぴったりちょうどいいし、
良い本と出会ったから、みんなに伝えたい、という気持ちも芽生えたんだけど、
わかりやすく共感を得る方法は、パーティーを開くことくらいしか思いつかないので、
今日も俺たちは、みんなで集まって楽しくパーティーしようと思うのであった。

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