鯖江に住むということ

鯖江から離れてるときのほうが、意識しやすい感じはするなあ。


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いまは札幌です。
悠々自適にやってますが、ネットの調子がすこぶる悪いです。

実家のネットが繋がりにくくなると、このブログも読めなくなる仕組みなんですが、
たぶんBフレッツを止めてauにしないと解決できなさそうなので、今は我慢して使います。
鯖江のBフレッツがたまに繋がらなくなるのと、現象がおんなじなの。

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帰省中にも鯖江からは色々とお誘いを戴いてます。

エマさんのラジオは11日に誘われてたけど、翌週に出来ないかとお願いしました。

福野お兄さんからもオープンソースの「さばとマップ」の話を振られて、
我々が取り組んでるセンサーも「作っちゃいますか」的に12日に誘われたので、
アプリのソースコード見ておきます的に返事したら、「現地で試した方が楽しいです」との回答。

日付が大事なんじゃなくて、鯖江に居ることが大事なんだよな。当たり前だけど。

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鯖江の外に出ると、意外とみんなが何してるかはあんまりわからなくて、
みどりんのお誕生会があったことと、七草粥食ったことしか把握してない。
鯖江に居るときはウザいくらいFacebookに投稿してたつもりだったけど、意外にリーチしてないんだな。

そんななかで、たまのもりが更新されていることを知った。

読んでしばらくしてから、ふと気が付いたことがあったので、
コメントしようと思ったんだけど、どうも書くところが見つからない。
ブログ上で議論をするのは本意ではないってスタンスなのかもしんないので、
とりあえず自分の意見として、ここに書いておこう。

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東大でまちづくりを学んだけれど、「まちづくり」が嫌いなひとの話。

森さんと結構前に「なんで鯖江に来たんすか」って話をした時に、
「天谷さんって、まちづくりに全然興味無いじゃないですか」って言われたんだよね。

そこで内心、すごい違和感が芽生えた。
「まちづくりに興味が無い」って、どういう状態だろう? と。
いやいや俺だってシムシティとか好きだし! って言おうかと思ったけどやめたw

瞬時に「まちづくりに興味がある」を定義できなかったので、ひとまず「まあね」と受け入れたら、
「地方創生に興味があるわけでもない人が、体験移住から行政のイベントに関わっちゃう鯖江は凄い」
って展開になって、その場はしっかりオチがついたのだけど。

あのブログを読む限り、森さんは自分のことを「まちづくりに興味がある」と思ってるんだな。
根拠は恐らく「東大でまちづくりを学んだ」か「卒論を書いた」事にあるのだろう。

でも、そうじゃないよね、まちは住んでる人のものだよね、ということが、記事には書かれている。

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その意図を読み取るために、今年投稿されたブログ記事を古い順に並べてみた。

・旅行の目的地は、「場所」 から「人」へ
・東大でまちづくりを学んだけれど、「まちづくり」が嫌いなひとの話
・勝手に特別対談vol.1 森一貴×天谷晴樹「鯖江と愛と。」(前編)
・勝手に特別対談vol.1 森一貴×天谷晴樹「鯖江と愛と。」(後編)
・「器用で羨ましい。」「僕はあなたが羨ましい。」

これらが示す筋道は、
鯖江というまちをつくる主役は、鯖江という場所でも、まちづくり専門家でも、器用な人でもなくて、
そこで生活する、不器用なあなたなんですよ、ってことだ。

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じゃあ、森一貴は何なの?

旅行者であり、東大でまちづくりを学んだ識者であり、インタビュアーであり、器用な人。
だから、ぼくの所には誰も来ないし、識者だからまちづくりって言うと嘘くさくなるし、
器用だからまっすぐに生きられないんだよねー、って言ってるあなたは、一体何者なんですか。

札幌から見たら、森さんだって、鯖江に住んでる、ただの「羨ましい」人ですよ。

俺に言わせれば、特別対談つったって毎日こたつに入りながらやってる雑談だし、
どんな経歴があったって、能力があったって、団地で一緒に暮らしてりゃ、ただの同居人なんですよ。
それが昨年末に某の内定を蹴って、おめでとうの乾杯をした時点で、スーパーサバエ人に覚醒したのよ。
「天谷さん、もう家買っちゃおうよ! 俺も金出すから!」って言ってる森さんが、ナマの森一貴なの。

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俺の地方創生のイメージは、まさにシムシティのような都市計画にあった。
それは体験移住によって「まちづくり」という概念を獲得したことで変わったのだけど、
どっちが良い悪いじゃなくて、いずれも自己実現のためのツールに過ぎないと思うんだよね。

「鯖江に住みたい」という願いを叶えるのが、
鯖江市の支援であってもいいし、Hana道場とかの事業であってもいいし、河和田の個人宅でもいい。

ヨソモノ視点で鯖江の魅力に気づける、みたいな特性は持ってても良いと思うんだけど、
「体験移住者だから住民じゃないんだ」と言っちゃったら、体験移住の意味が無いわけで、
「もう住んじゃってて、これからも住み続けそうな俺」が、どんな風に鯖江生活を楽しむかを、
こたつに入りながらぼーっと決めるのが、「鯖江に住む」ということなんじゃなかろうかね。

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