家賃リスク

「家が欲しい」の補足。


 ●

何度かコソっと書いたけど、資本主義からの脱却、という、ゆるい裏テーマがある。

4万円生活ってのは、別に貧乏暮らしがしたいわけじゃなくて、
毎月の生活費が20万円相当だとしたら、16万円分はカネを介さないで暮らしたいってこと。
たとえば、労働力をカネに換えて物を買うんじゃなくて、労働力がモノになればいいのだ。
すると、おのずと人と人が結びつき、地域コミュニティが強化されていくのだし。

無駄を省き、再利用を尊重する、エコな暮らしも意識してるけどね。

 ●

あとたぶん、俺たちは移住にあたって暗にリスクマネジメントをしていると思う。

・嫌な労働を毎日やらないようにする
・ここで暮らせないと思ったら実家に帰るつもりでいる
・生活に対して過剰な投資をしない

みたいな。
20万円の中古車を買っても、乗り捨てるんじゃなくて、持って行くつもりでいる。

 ●

すんごいざっくり言うと、鯖江市街地の3LDKの相場は、およそ7万円台だ。
俺たちが地域社会の人脈を何も使わずに、愚直に賃貸サイトから契約をするとしたら、
三人で折半しても、一人2.5万円くらいの負担になってしまう。

6万円稼ぐところが8.5万円になったとして、どうなのか、って話だけど、
時給900円で8時間、月12日働けば、「三勤四休」を満たせる。(時給1200円で6時間でもいいね)

 ●

でも、「俺たちが3人以上でルームシェアをする」って約束は、今の所してないんだよね。
それは大きな束縛になってしまうから、おいそれと言えることじゃないのだ。

気が変わったとか喧嘩したとかで、誰かが家を出て行ったら、
残された人は高い家賃を負担しないといけなくなる。
それをするには嫌でも沢山働く羽目になり、生活に失望するだろう。

ルームメイトに「俺の生活のために、お前は出て行くなよ」って思われるのは不健康だ。
利害の一致じゃないところで共同生活しているからこそ面白いんだと思う。

 ●

金額で言うなら、安全圏は、一人一万円以下。
もっと言うと、全員分あわせて三万円以下なら良いと思う。
6万円の収入を急遽9万円にする事は出来ても、倍にするのはしんどい。

それよりも、カネを介さないで家賃を支払えた方が安全だ。

人が住まない家は老朽化が激しくなるから、タダでも住んでくれたほうがいいとか、
空き家の固定資産税が6倍になるから、住むことで節税効果になるとか、そういうのがいい。

なんなら改修を請け負ってもいい。
でも、部屋の片付けや改修が済むまでタダで住んで、終わったら没収するって契約は良くない。
タダで住み続けたかったら部屋を片付けるなって言ってるのと同じだからだ。

 ●

家賃を払うくらいなら、家を買ってしまった方が、リスクは避けられそうだ。
固定資産税はかかるけど。

でもこれはちょっと、売ってくれる方へのメリットの提示が必要かな。
解体やリフォーム費用が売却費用を上回っている物件なら、タダで貰ってもメリットになる。

まだ住めるけど、売っても二束三文にしかならなくて勿体ない、ってくらいなら、
有効活用しますよ、社会的にこんな意義がありますよ、って言えるかも知れない。

貯金崩して買います、というのは、意義に加えて出すんならいいけど、
カネだけで満足して貰うような金額を払って家を買うってのは難しいんじゃないかなあ。

クラウドファンディングで資金を集めるって手もあるけどな。
出資してくれる人に提供できそうなネタなら、なんか知恵を絞れそうだし。

PageTop