安心

若新さんから、書籍に使う(かもしれない)ネタを求められた。

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こんなんで使い物になるんかなあ。平易な言葉はツマランって言われるかなあ?

この記事を六十日坊主のかわりにしようかな。
いや、11月28日の日記のかわりにしよう。

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俺は最近、文章表現が出来なくなっている。
しおりんが取材に答えられなくなったのと同じ症状だと思う。
言葉で言うより体験して貰った方が伝わるので、そうしてください、としか言えないのだ。
もりんちみたいに、マイルドに炎上するような語彙力があれば面白いのかも知れないけど。

そんな俺が、何日も考えて、なんとか一つの言葉を見つけた。
「安心」だ。

・ゆるい移住とは何だったのか
・二ヶ月間の移住体験で何を得たのか
・体験移住事業では何をすれば成功するか
・シェアハウス事業をするにあたって気をつけるべき点

という、すべての問いに答えられる。

なんで俺がすっかり鯖江に住む気になっているかというと、
ここでやっていけるんじゃないかという「安心感」を得たからなのだと思う。

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社会にはびこる不幸の主因は「不安」にあると思う。

老後が不安だから貯金する。
不安があるから社会のレールに乗る。
田舎の人と仲良くできなさそうという不安があるから移住を考えない。

世の中に多いのは、具体的にひどい事があって人生終わった、みたいな事よりも、
生きてるけどストレスが溜まってしょうがない、って状況なのではなかろうか。
まあ少なくとも、俺はそんな感じだった。もともと小心者だし。

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鯖江生活をしていって、「場所」から「人」へ、「人」から「愛」へ意識が動いた。

鯖江は湧き水が汲めるからいいんだよ、ってのから、イベントが多い、ってなって、
イベントに来る人と仲良くなった、一緒に遊んだ、部屋に招いた、ってなって、
ケーキ持って行った、料理作って持ってきてくれた、手伝った、歓迎された、ってなった。

でも「愛」ってのは、さすがに曖昧で、つかみどころが無い。
意識して愛を与えようとすると、打算的になっちゃうし、受け取った方も見透かしてしまう。
「鯖江には愛が溢れていたんですよ」というと、かっこいいけど、理解はされないと思う。

で、愛って何なんだ、愛によって何がもたらされたのか、って考えて、
俺は愛されたことで、不安が無くなったんだと思った。
それで、ここで暮らすことに安心したのだな、という風に昇華できたのだった。

体験移住を成功させるためには、参加者を安心させることです。
っていう文章なら、理屈できちんと理解できるよね。
短期移住体験ツアーみたいな企画が、安心に繋がっているのか、とかいう評価も出来る。

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