旅行者の住処

ふわっとした結論で申し訳ない。


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シェアハウスと旅行は、実は親和性が高い。
旅行中に払う家賃が少なくて済むからだ。

ゆるい移住では、男子部屋の会計を日割りにしちゃった副作用で、
旅行すれば徴収費用が安くなるので、人がいなくなり、生活が快適だったりもする。

もうちょっと工夫して、在籍でいくら+滞在日数でいくら、という按分が良いのかも。
きっとそれでも、旅行者にとっては、シェアハウスのほうが良いだろうから。

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体験移住とか田舎暮らしとか関係無しに、旅行に最適な場所を考えたことがある。

・単身の家賃がひたすら安い(風呂トイレつきで2万円以下が目安)
・LCC空港が近い
・電車で都心に行ける
・スーパーとコンビニが近い
・ほどよい田舎感

当時はルームシェアなんて全く頭に無かったので、新札幌が最有力候補だった。

今あらためてルームシェア前提で考え直してみると、
福岡、神戸、名古屋などを押さえて、千葉が最適な気がする。
佐倉とかどうだろう。なんもねーよな!

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個室は、無くていい。個室を諦めることで費用が半減できるならだけど。
相部屋にいるのが昼間に出掛ける人であれば、お互いにプライバシーは保てる気がする。
週末移住やら「風の人」やらを勘定に入れれば、10人でシェアしても成立するだろう。

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そうなると、「駅徒歩何分」とか「始発が早くて終電が遅い」って方がメリットがある。
鯖江のつらいところはそこだ。福井なら、始発も終電も結構遅くまである。

■福井(福井) 3番線発
|  北陸本線(金沢行) 76.7km
|  05:27-06:45[78分]
|  1,320円
■金沢 5番線着

■金沢 3番線発
|  北陸本線(福井行) 76.7km
|  23:10-00:34[84分]
|  1,320円
■福井(福井) 3番線着

これが鯖江だと、06:15発、23:24着になる。おかげで一日に動ける範囲が結構狭まるのだ。

だったらいっそ、福井市に住んだほうがいいのではないか?

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千葉県と福井市を比べよう。

福井市のアドバンテージ:
・大阪が近い
・名古屋が近い
・東京にも行ける(金沢経由、米原経由、深夜バス、18きっぷ)

千葉県のアドバンテージ:
・成田から行けるところが多い(大阪も)
・東京が近い

うん。成田空港は強かった。

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でも、そんな旅行者が、ゆるい移住には集まってるわけで、
なんで千葉県じゃなくて福井県なのか、なんで福井市じゃなくて鯖江市なのか、
っていう、旅行効率とは違うベクトルによって現に選択されているわけだよね。

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実は、シェアハウスを駅徒歩圏内に置くべきか、
それとも河和田の古民家みたいに、家賃無料を維持できる場所が良いのか考えていた。

資本主義からの脱却(平たく言うと貧乏暮らしだ!)をテーマにするなら、
旅行なんて金のかかる趣味にあわせて住処を選ぶのはナンセンスとも言える。

でも、週末移住とか、そもそも全国各地から人が集まってくる場所として考えると、
あえて交通アクセスの集中する東京大阪じゃなくて、
物理的な中央であることに意義があるようにも思えるのだ。

鯖江駅についてから、車が無いと自宅に帰れません、というのと、
ちょっと頑張れば歩いて帰れる、というのでは、心理的な負担感はだいぶ違う。

この絶妙なバランスが、うまく活きてるんでないかなあ。どうかなあ。

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