鯖江≒ゆるい住処

「ゆるいルームシェア」事業計画の補完が出来た。


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俺は「旅の人」になりたい。こんな感じのやつ。

・数ヶ月~2年程度を目処に、住処を転々とする
・生活費を出来るだけ抑える(が、苦手な事はお金で解決する)
・シェアハウス(など、ほどほどの交流)を取り入れる
・生活費のために、ちょびっとだけ働く
・ブログ書いたり散歩したり気が向いた時だけ何かしたりする

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「ゆるい移住」というのは、若新さんのビジョンの一部だと思うんだよな。

公務員の意識改革という裏テーマを秘めた「JK課」。
若者の勤務時間を減らす「ゆるい就職」。
働かない人に起業する機会を提供する「ニート株式会社」。

いずれにも共通して、凝り固まった価値観をほぐす、という要素と、
本人の自主性に委ねる、という要素がある。

「ゆるい移住」が他と違うのは、半年の期間限定であることと、指向性が無いこと。
だから、ラッキー、半年の生活費が浮いたぜー、じゃあサヨウナラ! もありうる。
というか、何もしないと、ほんとにそれで終わっちゃう。

それで逆に「何かしなきゃ!」って気分を駆り立てられて、
林業やら太陽光発電やらIT起業誘致やら、参加者が勝手に色々取り組んでいて、面白い。

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俺はみんなとはちょっと違ってて、「ゆるい移住を続ける」ことに興味を持ち始めた。
ゆるい移住こそが俺の人生なんじゃなかろうか、というくらい染まっている。

でもこの素晴らしい移住体験って、期間限定なんだよな。
半年後も家賃無料で、こんなに親切にして貰って暮らせるんなら、
俺は半年と言わず、もうちょっと居たいんだけれども、そうもいかない。
体験移住であるという大義名分を失ったら、家賃無料の根拠が無くなるからだ。

今後のために考えられる作戦は2通りあると思う。
自分だけが特別に家賃無料で住み続ける方法を模索するか、
誰もが自分と同じような暮らし方を出来るような社会にするかだ。

いろんな街の体験移住を渡り歩いて暮らす、なんてのはすぐ思いつくけど、
住ませる側にメリットが無ければ、そのうち募集自体が無くなって終わるだろう。

自治体や企業にメリットを主張して住まわせて貰うってのも考えたけど、
これはアイデアが出なかった。(「ゆるいルームシェア」で書いた)

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今は、「ルームシェアを新しい生き方のスタンダードの一つにする」ってのを考えている。
理想は、育児も介護もひっくるめて、都合良く共生出来ればいいんだけれども、
まあ最初はnLDKの戸建てに、健康な20~60歳のn人で住む、って所からかなあと。

自分でしっかり管理して、合わない人には出て行って貰うようにするか、
そうでなければ、全国に沢山、ゆるいシェアハウスが乱立するように仕掛けて、
合わないと思ったらさっさと出て行くようにするか、どっちかで、特に後者が楽かなと。

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じゃあ俺にとって「鯖江」は何なのか。
ゆるい移住はわかったけど、鯖江である意味は何なのか。
水も食い物も旨いし、景色もいいし、みんな親切だけど、そこが本質なのか。

その答えは、「イノベーション」に帰ってくると思った。
提案型市民主役化事業とかさ。

「ゆるいシェアハウスが乱立することで若者が定住しやすい街になれる」
と言ってしまえれば、それは市のメリットだし、事業としての大義名分は得られるし、
誰もが自分と同じような暮らし方を出来る道も開かれる。

若者向けのシェアハウスの一つを俺が運営します、と言えば、
俺も一緒にタダで住んじゃっても怒られない気がするし。

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欲を言えば、コワーキングスペースやコミュニティスペースを兼用しようとか、
観光案内を引き受けて、見るもんの少ない鯖江でも楽しく盛り上がって貰おうとか、
ゆる住メンバーのスキルを活用して、なんたらセミナーとか開いて儲けようとか、
「シェアハウス」を軸足にした事業っていくらでも思いつくんだけど、
まあ、それらは必須の要件では無くて、単にシェアハウスだけやるのでも良いのかも。

「体験移住」であることすら、条件から外してしまえばいいのよ。

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