物理的変化

とりあえず移住してから考えればいいという方法論。

 ●

「184日目の移住計画」の下書きの文章なのだけど、
こっちのほうがゆるくまとまっている気がするので、載せてみる。

 ●

田舎への体験移住をしてわかったこと。

ネットの田舎者は、自分の人生に対する承認欲求の発露として、都会の否定から入る。
「東京で疲弊しているサラリーマンが悪で、脱サラして田舎で自営業をやるのが正義」
という価値観に染まっているのだ。

なんかこの部分には違和感が小さくない。

まず、社会福祉の否定と自己責任論の肯定をしている事になるのだけど、
それって資本主義の理屈、もっといえば新自由主義と同じだろう。
サラリーマンと自営業を単純比較したときに、疲弊するのは自営業の方じゃないか?

収入を低くすれば疲弊しなくて済む、という理屈も、なんかおかしい。
それが成り立つのは、時給が高くて勤務時間が少ない仕事を長期で続けられる場合だ。
でも、そんな仕事って、十分にあるのだろうか? しかも田舎に?

やりがいがあって自分が望んでいて毎日が楽しいから、住み込みで無賃同然で働いてる、
というのは、世間一般の言葉で言うと「ブラック企業」と何ら変わりない。
ビジネスを成功させて理想的な仕事をしています、というのは、一握りがいいとこだろう。

 ●

でも、順番を変えることは出来る。

体験移住によって、一ヶ月の生活費が相当安くなることが実感できた。
恣意的に居住以外の費用を除いていいなら、たぶん月5万くらいしかかかってない。
引っ越し代と移動代、合コンや旅行代を足して、やっと10万を超えるくらいだろう。

この生活を基準にしていいなら、極端に言えば、月収額面15万で生きていける。

この体験は結構大きい。
「もしも月収が15万になっても、田舎に行けば生きていけるだろう」
という想定や計画から、自分の給料を下げる決断をするのは厳しいと思うんだけど、
実際に月10万で生きていって、ぼちぼち不満もない、ということになると、
あとは仕事を変えるだけなので、行動に移しやすいのだ。

仮にネットの仕事で稼げるから居住場所を選ばないとすると、
体験移住先に出来る自治体なんてのは、ちょっと検索するだけでも結構ある。
果たして、体験移住を繰り返すことで生活していけるかはわからないけど、
少なくとも田舎でのルームシェアさえ事欠かなくなれば、やっていけるわけだ。

 ●

という話を同居人にしたら、シェアハウス運営もしている、
鯖江市内の団体はいくつかあるよね、という話になった。

でもどこも意識が高い気がして、俺と温度感が合ってない気がするんだよなー。
「ゆるい移住」と同じ温度感で住めればいいんだけど。
というか、活動団体とかじゃなくて、ふつーーのルームシェアでいいんだけど。

PageTop