移住と恋愛

しらふで書いた記事のほうが、出来がいい気がする。どうだろう。


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別に参加者にアンケートを取ったわけじゃないけど、
「体験移住に申し込むような人は、特定のパートナーが居ない」
という暗黙の前提があって、誰もがフリーのように見えている。

たとえば別に既婚者が応募してはいけないってルールは無かったし、
恋人が居ても体験移住する、というケースだってありえると思う。
まあでも、遠距離恋愛はナシっていう価値観の人なら、自ずとフリーになるのかな。

別に全体として、恋人探しが目当てです、って人は居ない。
「永住するとしたら嫁さんが出来たらですかねー」なんてのも、
半分は、永住を促す圧力に対する意地悪のようなもので、血眼で探すものではない。

だから例えば、現地女性と移住男性の出会いの場があったとしても、
当人同士はそこまで深刻でも無ければ必死でも無いと思うんだよな。

単に、移住参加者をいろんな人と結びつけたくて紹介してくれる人と、
何か面白いことがあれば楽しんでみようという、紹介される側の人がいる、というだけ。

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いい感じになっている異性の相手が合コンに行ったとして、
「相手が合コンに行くということは、私は完全に恋愛対象から外されている」
と考えるのは、行き過ぎだと思う。
一回の合コンが、ただちに他の恋愛の可能性を否定するものではない。

でもまあ確かに一途な行為では無いわけだから、
たとえば特定の相手を決めて「お付き合いしている」関係なのに、
他の人と出会おうとするなんて不誠実だ、という主張はわかる。
合コンは潜在的には浮気である。

しかし、フリーの人にとって、合コンが浮気になるのは、
飲みに行った当日じゃなくて、その後「お付き合いすることが決まった」時点だと思う。
結局のところ、自分が「付き合う」ように努めるしか、浮気を防ぐ手立ては無いのだ。

いい感じの相手に、合コンに行っちゃ嫌だ、と言うなら、
実際に行かれる前にクロージングして、自分が「付き合う」ことで独占を宣言し契約する。
この宣言をもって、あいつは相手がいるから合コンに誘うのは辞めておこう、と配慮する。
そのかわり、宣言した時点で、自分が他の異性と恋仲になる可能性もすべて否定される。

特定の相手を決めたんなら一途に頑張ればいいし、
誰からも愛されたいなら、誰も愛しちゃいけないよ。

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移住者の恋愛戦略は大きく二つあると思う。

期間限定の非日常的な恋愛を楽しむことと、
この機会を利用して、長期的にも付き合えそうな相手を探すことだ。

これは非常に、体験移住と永住の関係に似ていると思う。
鯖江市の思惑が永住者の誘致だとしたら、
「半年間付き合ってみて、情が移ったところで、永住も考えて貰う」って作戦なわけだ。

だとすると、「期間限定かそうでないか」の選択肢は、移住者が持っている事になるね。

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